作家は逃げ道を断つことで進化する

私もモノづくりをしていて思うのは、「売れない理由は自身の作品に魅力がない為だ」とバッサリと作品を捨てられないものです。

実際、お店をしていれば一向に売れない物が結構出てきます。

これが最悪なのが時間が経てば経つほどにいずれすべての商品は陳腐化してしまうという残酷な現実。

通常の商材なら当たり前に商品棚から消えて新しいものに入れ替わるのですが、作家の陳列棚ではなかなか商品の入れ替わりが起こらないことが多いようです。

それは古い作品達を下げてしまうと、ディスプレイが寂しくなってしまうためですね。

でもこういう状況で新作を並べても実は、新作が新作として認知されない状況になったりします。

大胆にディスプレイを変化させない限りいつもディスプレの端っこ新作を並べるという絵図らになりかねません。

知人の作家に、たまに売れたという話を聞いてみると、数少ない新作だけだったりします。

いっそ古い作品を処分するとか、新作だけで勝負するという決断があって良いと思うのですがそれができないようです。

特に2、3人の作家グループでの活動だとどうしてもそういう痛い決断は波風を立てることになるので遠慮してできない。

元々グループで出店するのは出店コストの負担を軽減することであり、さらに商材のバリエーションとボリュームが確保できるからですが、逆にそれぞれの思惑で並べる作品に新味がなくなってきてしまうと、全体のお店のパワーをそいでしまうことになる。

そういうリスクがあることを自覚した上でメンバーは考えた方がよさそうです。

たとえば5人ぐらいのメンバーでこれを会員形式にします、

「会員の作品を10点だけディスプレイすることができる」
「ディスプレイ作品は5回以上は出点出来ない」等の新陳代謝を促すようなルールを作っておくという方法です。

これはグループでなくても個人の出店でも同じだと思います。

商売では売れないものに時間をお金とエネルギーを使ってはいけないのです。